学習障害(LD)は、チックと呼ばれる症状を起こすケースがあります。
チックとは、目をしばたかせる、手や足を叩きつける、顔をゆがめる、肩や首などを不自然に動かし続ける、咳払いを繰り返す、短く奇声をあげることを繰り返す、などの症状のことを言います。

トゥレット症候群とはチックという一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とし慢性の経過をたどるものを指し、運動チックと音声チックがあります。
運動チックは、不自然な身体の動きが反復して現れ、それが多発するもので、音声チックは、短い音声をあげたり、意味不明な言葉を繰り返したり、時には汚言を繰り返すこともあります。
症状が重い場合、学校や家庭生活に支障が出るケースもあります。

多くは6~8歳児に出現し1年以上続き、女の子より男の子のほうに多くみられるようです。

併発症として、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、強迫性障害(OCD)、睡眠障害などがあります。

かつては、親の育て方に原因があるとか、親の愛情が足りないからだとか、両親に原因があるかのように言われることが多かったのですが、最近の医学においては、チックは大脳の基底核の病気であり、ドパミン神経系の過敏から来ていると考えられるようになっています。

諸外国ではチックの研究は古くから行われてきましたが、日本では、まだまだ世間に周知されておらず、診断や治療を正しく受けられていないのが現状です。