15 1 月
学習障害(LD)の中で、一番研究の進んでいるのが、「ディスレクシア(dyslexia)」と呼ばれるもので、日本語では「失読症」とも呼ばれるものです。欧米ではかなり以前から研究されていましたが、日本ではまだまだ世間に認知されていないようです。
ディスレクシアの症状は、文字を混同してしまったり(bとdや、pとb、ぬとね、いとり、など)、単語を逆から読んでしまったり、文章をすらすら読めず、文字を書いても鏡文字(鏡に写したように、左右逆向きの字を書いてしまうこと)といったことが挙げられます。
また、単語の綴りを覚えることができなかったり、すぐに忘れてしまったり、話すのも大変ゆっくりであったり、理解が不十分だったりします。
こうした症状が起きる原因は、まだはっきりと解明されておらず、研究はまだまだこれからといったところでしょう。
アメリカの研究では、ディスレクシアの人の脳は、少し違った使われ方をしているのではないか、と言われており、遺伝も関係しているのかもしれないそうです。
まだまだ社会的認知も低く、苦しい思いをしている方々が多いようです。
しかし、ディスレクシアだからと言って、自分はできないんだ、と自尊心を失う必要はありません。
ディスレクシアと診断された多くの方がいますが、いろいろな分野で活躍されている方も多くいます。ハンデがあるからこそ、逆に特定分野の能力が伸びた、ということもあるのかもしれません。
政治家、芸術家や工学専門家、あるいは俳優、女優、画家など、数々の有名人の中に、ディスレクシアだという方がいらっしゃいます。
ディスレクシアは、日本ではまだまだ研究が進んでいませんが、今後それらの研究が進めば、さらにこういった有名人が増えることとなるかもしれません。